絶滅種である人類を通常種に戻す事は可能か

 出来なくないと、私は思っていますが、人間の心の構造を知れば知るほど絶望的な感覚が襲って来ます。
少なくとも一年やそこらで、どうにかなる問題では無い事は確かなことです。何と言っても人類数千年の歴史の積み重ねで出来あがってきた、伝統や常識をことごとく、くつがえす必要があるからです。トップページにあるのは、その一例に過ぎないからです。

しかし

 戦争を含め殺人は絶対いやだと言う人達が、理性を働かせて真剣に取り組めばもしかしたら100年先いや200年先かもしれませんが実現出来るかもしれないのです。しかし恐ろしいほどの抵抗が予測されます。トップページを見たほとんどの人は咄嗟に頭の中に沢山の反対意見が生じたのではないでしょうか。
 何しろ現在の人類は絶滅種ですから、当然です。反対意見のほとんどは充分予測できます、今までの常識を積み重ねればいいだけですから。

 勿論私はこの結論を単なる思いつきや気まぐれで出したわけではなく、あらゆる分野の専門的情報を収集し思索を重ねたわけです。生物学、生理学、医学、精神医学、心理学、等直接人間に係わり合いのある学問分野の最先端の研究結果は、私の結論のすぐ手前まで来ています。しかしやはり伝統や常識の壁は厚く、常識をひっくり返すような結論は誰も出すことが出来ない現状です。緊急提言の所で引用させていただいた専門家の先生も、そこまで解っているなら、しつけをして育てるより、甘やかして育てたほうが、被害は少ないと云う結論をだしてもよさそうに思えるのですが、結局常識的な「良いしつけ、悪いしつけ」に結論を持っていってしまっているのです。「良いしつけ、悪いしつけ」なんて概念は私が若い頃(40年位前)から盛んに言われていた問題です。しかし、いまだに何の解決を見ていないのはそんな事では何にも動かない、と結論つけられると、いうことです。

さらに

 常識の壁を破れない事情があります。それは一つには専門分野が細分化、精鋭化しすぎてしまった為、横の連絡が取りにくくなっている事です。この事は50年位前にノバートウィーナーと云う天才数学者が指摘している事です、彼はいわば「統合学」のような学問分野が必要であろうと提唱していましたが、いまだに実現の可能性は見えていません。
 もう一つの障害は「絶滅種」の人達の特性にかかわる問題です。彼ら(人類のほとんどの人)は強い上下感と差別感を持っています。そして上には従順、下には冷酷、時には残酷な特性を持っているのです。くわしい考察は他の個所で発表していきたいと思いますが、ここではとりあえず、大雑把な結論だけを述べていきます。この特性が戦争に絶対的に必要なことは誰の目にもあきらかだと思います。すなわち軍隊のような絶対的縦社会には、上に従順なことが求められるわけですし、下に残酷なことは、敵を下とみなし徹底的にうちのめす為に必要な事なのです。

ですから

 戦乱に明け暮れていた過去の歴史では、当然のように、この様な特性を持った人達が優遇された事は当然の結果です、しかし戦争がなくなったら、彼らはどうすればいいのでしょうか?上に従順と云う事は自分の意見で行動出来ない事を意味します。ですから、彼らは敵を持ってる縦社会組織を熱望して、排他的集団を作ることに熱心になります。
 もし彼らが自分の意図するような組織に入れなかった場合は暴れるか、犯罪を犯して他人が嫌がる事を楽しむ以外に道はありません。もしそれすらも出来なくなった場合、自虐に走り精神的病に突入するか、麻薬にはしるか、自殺する以外に道はなくなってしまうのです。

だからといって

 彼らを悪者扱いしないでください。彼らはその様に育てられてしまっただけで、彼らに責任はありません。また彼らを育てた親にもまったく責任はありません、なぜなら彼らとて子供をその様に育てる以外の行動がとれない様に育てられているからです。そこには長年の戦争に明け暮れた時代の残滓が常識とゆう名前で厳然と残っているからです。
 又彼らが上に従順であると云う事は、上(彼らにその様に判定されてしまった)から見下ろしていたのでは、彼らの人間性までは見ぬけません。下から見上げた時にのみ、その実態が見えるのです。時には「上に従順でも下にやさしく出来るのではないか」と反論する人もいますが、人間の精神構造上それはありえません。
 時には見かけ上その様にみえる行動を取る人もいますが、彼らにはたえず「建前と本音」と云うものを持っていて、他人に良く見られることを心がけているからです。しかし何か問題が起これば、その本性が出てきます.

とはいえ

 この世の中には「通常種」又は「通常種に近い人」も存在していると思われます。私の見積もりでは一万人に一人位の割合かとも思っています。しかし彼らは上下感がまったくないか、ほとんどないし、差別感もほとんどないのが普通です。さらに何といっても争いが大嫌いですから「絶滅種」が築き上げた組織に入る事を嫌います。と云う事は現在の社会では、水面下に埋もれて発見しにくい事を意味します。

そこで

 その様な人達を探したくて、このホームページを開いたようなものです。なにしろこのテーマは私一人では重過ぎます。協力者が欲しいのです。
 わたしのなかでは、絶滅種を通常種に戻す為のプログラムはすでに出来ています。しかしそれはあまりにも膨大な量になる為ここでは発表しきれないと思います。まだ発表していませんが最後の決定的アイディアは今年の四月頃にやっと完成したものです。とりあえず「これで完璧だ」と自惚れていますが、まだもしかしたら何かを見落としているかもしれませんので、皆さんの御意見や御質問をお待ちしています。

.

 
 

戻る

.

どうしてこんな
ことはじめたの

もう少し
知りたい
  御意見御質問はこちらへ  
動画