よけいな話 T

 
   ネバタでの原爆の最初の実験の後、記者会見で「これは、人類史上最初の核爆発ですか」との質問に対して
ハイゼンベルグ博士は「私の知る範囲ではね」と答えたそうです。
実は彼は、インドの古典に書いてある、まさしく原爆だと思える記述を思い出していたらしいのです。
そこで、私も「人類史上初」とは書かずに「有史以来初」と書いたのです。

これだけでは

 話が面白くないので、話をふくらませましょう。
旧約聖書にソドムとゴラムという話があります。両方とも町の名前です。この二つの町は廃退して神の怒りに触
れ消滅してしまうのですが、私のような不信人者には、これでは、面白くないので、原爆にからめて面白くしましょう。
ですから、これを見ている貴方が、クリスチャンであったり、ユダヤ教であっても、怒らないで下さい。ただの遊びで
す。

原爆の原理は

 詳しく説明すると、UG系になってしまうので、簡単に説明しますと。ウラニュウム235と言う物質に中性子をあてる
と、原子核が分裂して、原子核をつなぎとめていた莫大なエネルギーが開放されるのです。天然にはウラニュウム
238が圧倒的に多いのですがごく少量235が含まれているのです。ウラニュウム235と書くのが面倒くさいので、このあ
とU235と書きます。このU235の原子ひとつに、一つの中性子をあてると、核が分裂すると同時に中性子が平均2.5
個発生します、この出て来た中性子が、次のU235にぶつかって、次の2個ないし三個のU235を分裂させ、と言う風
に次々にU235の原子核を分裂させることを「連鎖反応」といいます。この連鎖反応を起こさせるためには、ある一定
の量のU235を一箇所に集めるだけでいいのです。この一定量の事を「臨界量」と呼びます。すなわち、臨界量以上
のU235を二つ以上に分けて、火薬のようなもので、一瞬に一箇所に集める装置をつけたものが、原爆です。

この話を念頭に置いて

 アトランティスと云う超古代国家の話があります。大西洋の中心ぐらいにあった大陸に今の文明よりはるかに発展
していた大きな国があったと云う言い伝えです。これは、昔からうわさにあって、ソクラテスがわざわざ、エジプトまで
行って確認してきたと云う話もあります。その後弟子のアリストテレスが全面否定して、すべてを闇に葬ったとも言わ
れています。マニアの人はもっと詳しい話をご存知かとも思います。この、アトランティスにはオリハルコンと呼ばれる
光輝く宝石があったと言い伝えられており、この宝石は不思議な力を持っていたとも言い伝えられています。

そこで

 私はこのオリハルコンとは、ウラニュウムのことではないかと、仮説をたてたのです。ウラニュウムを私は直接見た
ことはありません。たぶんウラニュウムを直接見たことのある人は殆どいないと思います。強い放射能を発している
ので危険です。しかし放射能を発していると云う事は、中に含まれている不純物にあたって、光かがやくのではない
かと、想像できるのです。ですから、アトランティスには、原子炉があって全てのエネルギーをこれに当てていたあの
ではないか?と想像するわけです。

もちろん

 ソドムとゴラムが実在していてのかどうかは、さだかではありませんが、もしあったとして、そこの住民が
アトランティスの伝説を知っていたとします。そのなかで、ある金持ちが偶然ウラニュウムを発見したとします。「これ
こそ伝説のオリハルコンだ」とよろこんで、金に糸目をつけず、一生懸命集めたかもしれません。

ここまできて、おち、ばれた?

 そう、集めすぎてある日、臨界量を超えた時・・・・・・・・・・・・・・。

ちょっと、面白かった?       おそまつさまでした。

 
 

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